社会不安障害の日常

薬を飲まずに社会で生きていく方法を見つけるためのブログ。日々闘っています。

社会不安障害がインタビューを受けた結果

こんにちは。

 

この前、テレビの取材を受ける機会がありました。

一見すごそうに聞こえますが、ただの街角インタビューです。

 

とはいっても私にとっては一大事(?!)な出来事でした。

緊張しました。

立派なカメラと複数のスタッフの視線を受けた私。一言も答えることができませんでした・・・

 

 

それでは、貴重な体験と私なりの考察を綴っていきます。

 

 

***

 

 

仕事を辞めて数か月後の出来事です。

 

そのときの私は下記2点が重なっていました。

 

 

 

 

 

 

 

よって、プレッシャーに打ち勝つ力がなく、みんなの期待に応えることができませんでした。

 

 

 

(1)人と関わっていない時間の蓄積

 

これにより今回どんな悪影響をおよぼしていたかというと・・・

 

人と関わらない ⇒ 対人能力の低下 ⇒ ビジネスシーンで受け答えができない

 

 

人と関わらなすぎて、頭の回転も、対人コミュニケーション能力も圧倒的に下がってしまっていました。

ただ、友達との会話は問題ないんですよねぇ。

ビジネスシーンでのコミュニケーションです。初対面の人への対応力。

 

数か月前なら、こんなインタビューなんて、動揺せずハキハキとこなせてたはずなんです(涙)

でもこれは、人と関わることで取り戻せる力。

 

何かしら仕事をして外との関係性は作っておくべきだな

 

と、気付きました。

 

 

 

 

(2)退職時の緊張感(例のあいさつ未遂事件)がまだ体に染みていて、緊張状態だった

 

まだまだ、あいさつでの緊張感から抜け出せず、久しぶりのビジネスっぽいシーンにドギマギしちゃいました。

その後、動揺&悲しみに暮れて、友達とのランチでもフォークを持つ手が震えました。情けない。

 

なぜ緊張していたのか、ふかくふかーく考えてみました。

すると、期待に応えなきゃという無駄な使命感、

に勝手に追われていたという答えに辿り着きました。

 

これは、社会不安障害特有の思考だと思います。

インタビュー中は緊張感でいっぱいだったんですが、

終わってから、(あぁ・・・スタッフにも囲まれて、大きいカメラも向けられたのに何も喋れなかった・・・)と無駄に落ち込んじゃったんですよね。

 

 

インタビュー内容は実にコアな質問だったんでね、答えれなくたっていいじゃないかって今の私なら思うんですよね。

大事なのは、分からないなら分からないと堂々と言える力。

でなきゃ、相手を困らせてしまいます。

相手がいてこそ成り立つ、それがコミュニケーションです。

 

 

 

社会から離れるだけで、私は大事なことをすっかり忘れてしまっていました。

 

こんな初歩的なところで立ち止まってしまい、今のニートの自分に情けなくなりました。

 

大事なことに気付かせてくれた街角インタビュー。

貴重な社会経験をどうもありがとうございました。

 

 

 

おまけ。

インタビューを受けた直後の(当時未熟な)私の心情をメモしていたので、続きに書いておきます。

 

 

 

 

 

清潔感のある明らかに一般人とは違うオーラを纏ったインタビュワーさんと大きいカメラ、複数人のスタッフ。

 

友達となんなんだろう~と立ち止まって見ていたら・・・「ちょっとちょっと。お二人さんこちらへ。」と。有無を言わせぬ誘導。

 

言われるがままにポジショニング。

「ではあなたはこちらへ。」となぜか私が真ん中に。

えええー?!

その前に出身地の質問があったんですよ。

私は遠くから来ていて、友達は地元ですって答えたのになぜか私が真ん中。はあ?

まあでも友達が喋ってくれるだろう・・・

 

と、なんとかなるだろう精神で軽い気持ちでインタビューを受けることになりました。

が、

いざ本番がはじまり(大袈裟)大きいカメラを回されると、

顔と体がカチコチ・・・

しかも5~6人の誰だか分からないスタッフに囲まれて一斉に見られてるんですよー!

こっち見んな!だし・・・。(いや、それが仕事。)

 

そうこうしているうちに質問を受けるんですが、本番だと思うと迂闊に喋ることができないんです。

コアな内容に良いアイデアも浮かばず、一人でしょんぼり。

(友達も結局何も思い浮かんでこなかった。)

 

見かねたインタビュワーさんが最後にコミュニケーションとして「私の格好はどうですか?^^」と簡単な質問を投げかけてくれたんですが、そのころの私はすでに頭の中が脱線状態。

思考停止状態の私はインタビュワーさんを真顔でジッと見つめるだけ。

 

(最悪な空気)

 

結局お友達が横から助け舟を出してくれて、微笑でなんとか終わりを迎えることができました。

 

 

~完~



自分の中では全然完結してませんでしたけどね!